• 鈴木 詩織

中3の12月の段階で、bとdの区別がつきませんでした

もう10年くらい前でしょうか。

ある年のクリスマスに 中学3年生の男の子の学習相談に伺いました。

受験まであと1ヶ月しかないのに、 本命の私立高校まで、 偏差値が15も足りていません。



私はまず、 偏差値だけでは分からない、 学力の傾向が知りたいと思って、 テストの解答用紙を見せてもらい、 さらにいくつか質問をしました。

解答用紙から、 もしかして・・・と思った私は、 「アルファベットの小文字を Aから順に書いてみて」 と伝えました。

そうしたら・・・

bとdのところで迷い始めたのです。

r以降も、書けはするけれど 順番が怪しい・・・

それをみてご両親は、 顔から血の気がサーッと引いていきました。

というのも、その子は、 小学5年生から塾に通っていたのです。

しかも、集団塾ではなくて、 1対4くらいの個別指導塾です。

その塾に、小学生から週3−4回通い、 夏休みにはほぼ毎日授業を入れて頑張っていました。

それなのに、誰も

「アルファベットが書けていない」 ということに気づかない。

いや、気づいていたのかもしれませんが、 誰もそこに手を打とうとしていませんでした。

勉強のやり方もメチャクチャ、 行きたい高校はあるけど勉強はしたくないという この子をお預かりして、

一月で偏差値を10上げて、 なんとか第二志望の高校へは 合格することができました。

何をお伝えしたかったのかというと、 「塾にお任せ」 じゃダメですよ、ということ。

塾に行かせるとしても、 何の目的で行かせるのか、 子どもに合っているのか、 そういうことを考えて、

進捗の管理は、 塾ではなくて親の方でしないと、 大損することになります。 (このご家庭は、夏期講習だけで 100万円払ってます)

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