• 鈴木 詩織

フラッシュカードで育った子が、5年生から急激に失速する理由


最近、能力開発系の幼児教育で、

フラッシュカードを使っているところを

多く見かけるようになりました。




フラッシュカードというのは、

絵やドッツ(点)が書かれていて、

それを高速で子どもに見せながら

言葉や数字を言っていくものです。







このフラッシュカードを使うと



・脳を活性化させる(特に右脳を鍛える)

 ※医学的見地からすると、右脳を鍛える効果はないそうです


・数字や漢字、植物の名前、虫の名前など、

たくさんの知識をインプットし、物知りにさせる



という効果があるそうで、

色々な幼児教育で取り入れられています。





しかし・・・

勉強が苦手な小・中学生を数多く見てきた私からすると、

フラッシュカードは「メリットより弊害の方が多い」と

感じています。





何かしら医療的必要があって、医師の指示のもとで

やる場合は別ですよ。

そうではなくて、健常な子に、良かれと思ってやるのは

やめてあげてください、ということです。





フラッシュカードの効果や弊害については、

どちらもハッキリと言える科学的根拠がありませんので、

ここからは私の経験からの話になるのですが、

(なので、それなら知りたくない、という方は

読まなくて大丈夫です)





ただ、あまりにも、「良かれと思ってやってしまい

あとで酷い目に遭う」お母さんが多く、

見ているのがしんどくなってきたので、

もう、言わせていただきますね。




どういうことか、順番に説明していきます。




まず、フラッシュカードをやると、

子どもがいろんなものの名前を覚えるようになります。



りんご・バナナ・オートバイ・クマゼミ・うりんこ・・・



まだ言葉を話し始めたばかりの1歳くらいの子が、

小学生が知ってるか知らないかと言ったような

単語まで話すようになっちゃいます。



お母さんとしたら、「うちの子、天才かも!」って

なりますよね。



周りの人たちも、「そんなことも知ってるの!すごいね!」

って、物知り博士として扱われるようになります。




そして、小学校低学年のうちは、

これまでに蓄えた知識と、

見たものをパッと覚える能力から、

周りからは「神童」「天才」と言われたりもします。




お母さんは、賢いわが子の勉強で困ることは

ありませんし、家庭学習をやらなくても良い成績が

取れているので、何も心配がありません。



しかし、そんなわが子に陰りが見え始めるのが

5年生くらいからです。



文章題が苦手、というところから始まって、


漢字も、点が抜けるなど惜しい間違いばかりするようになります。


いろんなことを要領よくできるのに、

何かにじっくり取り組むことができない


複雑なものを考えるということをしない


感覚で問題を解くので、どうしてそうなったか聞かれても答えられない


空気を読まない


勉強に対して努力をしない




そんな症状が現れ始めます。




でもその頃には時すでに遅し、

お子さんが思春期に入りかかっているので、

お母さんが「勉強しなさい」と言っても

反抗するばかり。




結果、成績はどんどん落ち込んでいく・・・。




こんな状況に陥る子が、実はたくさんいます。




もちろん、全員じゃないですよ。

早い段階で気づいて修正をかける

お母さんも多いと思います。




小学校低学年のうちに、

「成績が良いから勉強しなくていい」ではなくて、

毎日の学習習慣正しい勉強のやり方

わが子に身につけさせたお母さんのお子さんは、

このような状況にはなっていません。




でもそれに早く気がつかなかった場合、

お子さんが思春期に入ることには、

親も子も勉強に対してとてもシンドイ思いを

しなければなりません。




豊かな学びをしていく上では、

物の名前などの知識を入れることよりも、

もっともっと大切なことがあります。




その大切なことを端折らなければ、

小学校・中学校・高校と

学校の勉強は本当はとても簡単だし、

偏差値60以上の難関中学だって

難関高校だって、

難関大学だって、

無理なく進学することができます。




そんな大切なことを、

もっと多くのお母さんに伝えていきたいなと思っています。


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